ピラティスとヨガの違い
- 2021 02/13
- #PILATES
ピラティスとヨガってどう違うの?
ピラティスという言葉が出てくると必ずと言っていいほどこの質問が出てきます。
それは何故か?
それはピラティスはヨガを取り入れて作られているため。ですが、そもそもの目的が全く違います。
ピラティスとヨガ、どこがどのように違って、どう選べばいいのかを簡単にご紹介します。
○それぞれの発祥、意味が違う
ヨガはインドの4000年以上前の教義と共に伝わった心を司る考え方で、身体を動かすアーサナと呼ばれるものは、身体をコントロールすることで自分や自然を知り、浄化するためにあると言われています。つまりヨガはスピリチュアルな面を重視し心の充実、幸せを目的としています。
一方ピラティスは、ドイツ人のジョセフ・ピラティス氏がヨガを取り入れ開発したトレーニング法であり、第一次世界大戦時の負傷兵のリハビリとして行われたことをきっかけに発展していきました。寝たきりの状態でも手足を動かせるようにベッドを改良したものが現在のピラティスマシンの元となります。ですのでピラティスは身体に重きを置き、背骨の柔軟性や体幹のインナーマッスルの強化をメインに行われています。
○どのような効果があるのか?
ヨガ
・瞑想と腹式呼吸で精神を落ち着かせる、リラックスする、身体の緊張が緩む
・身体の柔軟性が上がる
・ポーズをキープするための筋力アップ
ピラティス
・胸式呼吸で脳や身体が活性化され、頭がスッキリする、目が覚めるような感覚になる
・背骨の柔軟性が上がる
・インナーマッスルの強化
・姿勢が整う、姿勢の歪みによる腰痛や肩こりなどの痛みの改善
・ボディラインの変化
○どんな人におすすめ?
心身をリラックスさせたい、自分の内側、精神を見つめる時間がほしい方はヨガ向き、
姿勢を矯正したい、女性らしいボディラインを作りたい、肩こりや腰痛を改善したい方はピラティス向きです。
○ダイエット効果は?
ヨガもピラティスもどちらもダイエットのために作られたものではありません。故に即効性はありませんが、続けることで痩せやすく太りにくい身体を作ることができます。
またピラティスで得た姿勢の感覚や正しい使い方を日々の生活に意識的に取り入れることで、骨格が変わり脂肪の付く位置が変化することで体重以上に見た目の変化を感じられるでしょう。