目標に辿り着くまでの行動が楽しくなる(頑張らない)方法
- 2021 03/15
- #PILATES
身体を変えるには、「日常」が本当に大切だなと体験しているこの頃です。
ちょっとした身体の使い方や姿勢の癖を見つけ出し、修正。修正できないほど固いなら頻繁にほぐしたり伸ばしたりする。
身体のことを意識するなんて、日頃仕事してたり子育てしてたら出来ないわ…と言われますが、やるかやらないかのここが分かれ道になります。
耳が痛いですね。
そういう人に聞いて欲しい話があります。目的地に対して難なく取り組めるようになる脳科学の話です。
“ホメオスタシス”という言葉を聞かれたことはありますでしょうか?
ホメオスタシス=恒常性(こうじょうせい)とは、生物において、その内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向のことである。
Wikipediaより
この現状の安全な状態をキープしようとするホメオスタシスはマインドにも適用されています。
そしてその安全圏を”コンフォートゾーン”と言います。
環境や習慣、収入、仕事や家庭でのポジションなど全てにおいて私たちは快適で慣れ親しんだコンフォートゾーンの中にいます。
コンフォートゾーンの外に出ようものなら、危ないよ!ここはわたしの居場所じゃない!こんなの私じゃない!とすぐさま安全な元の場所に戻ろうとするのだそう。
これを身体のことに当てはめてみましょう。
頑張ってダイエットをして痩せたとします。「今までの私の体重や体型」というコンフォートゾーンの外に出たことで、脳が危険で異常な状態だとみなし、元に戻るための行動を無意識に促してくるということです。
我慢しようと思っているのに食べてしまったり、運動を続けようと思っていたのに続かなかったり…
またやっちゃった、私の根性なし!と自分を嫌いになってしまいそうになりますね。
だけどそれは根性の問題ではなく、人間が持つ無意識に変化を嫌う性質が、なりたい私になることを妨げていたのです。
ではどうすれば”なりたい私”になれるの?
それはコンフォートゾーンを理想の場所(ゴール)に移すことで叶います。
私が頑張ってコンフォートゾーンの外に出るのではなく、まずコンフォートゾーン自体を移動させることで、わたしが外に出てしまっていた!という状況を作るということ。(ややこしいかな?)
その方法と流れがこちら。
①ゴールを明確に設定する
②自己評価を高める
③創造的無意識がゴール達成にむけて働く
④ゴール達成の方法が見つかる、アイデアが次々と浮かぶ。
です。まずどうなりたいのかをはっきりくっきりイメージできるようにしましょう。
体重や体脂肪値、ウエストの具体的なサイズだけではなく、どんな見た目なのか、どんな触り心地なのか。
どんな服を着ていて、どんなものを食べていて、どんな言葉を使い、どんな振る舞いをしているのか。
そのときどんな感情を感じていますか?周りの人からどんな言葉をかけられていますか?身体が変化したことで何か新しいことを始めたり、出会ったりしていますか?
人は体験したことのないことはイメージする事が難しいので、出来るだけ細かく設定していってください。
そしてそれは、今の自分なら叶いそう…な範囲の外でお願いします。今の自分で叶いそうな範囲はもはやコンフォートゾーンの中です!
夢はでっかく!現在とのギャップを大きくするとことで変化の際に大きなエネルギーが生じます。
「やっぱり、どうせ、私なんて」と踏み出した一歩を無駄にはしない、後戻りさせない作戦です。
次に、自己評価を高めることで、既に自分がゴールにいるべき素質や能力を持ち合わせていると無意識に擦り込むのです。
私にとってはこれが目から鱗でした。
自分をちょっとお馬鹿で幼くて、ちょいブスで、ちょっと残念な体型をしていて、ちょっとダサい平凡なやつ。と自ら設定していたことに気がついたのです。
なにそれ気持ち悪い!そんなの嫌だ!
その瞬間から、コンフォートゾーンは理想の場所に写り、そこに居ない今の私は擬態だと、本当の私じゃないと自然と思うようになりました。
さて、コンフォートゾーンが移動したことで、創造的無意識がゴール達成に向けて働き始めます。
痩せるための、綺麗になるための行動をしたくなったり、役に立つ情報が目に入ってくるようになったりするのです。
そしてそれは苦ではなく当たり前という感覚で、頑張っているつもりがないのでまったく心が疲弊しません。
むしろ楽しい!日々変化している自分が嬉しくてたまりません。
なぜ疲れないのかというとそれは無意識だから。
無意識とは?
例えば、「あなたは鼻の頭を見ていますよ」と言われると鼻が視界に入っていたことに気が付きますよね。でも言われるまでは忘れていましたよね。ずっと見えていたのに。
「足の裏にかかる体重を感じてください」と言われると気が付きましたよね。でも言われるまでは忘れていた。それが無意識の領域にあったからです。
このように意識していないことは全て無意識の領域にいます。
また、慣れたことも無意識に出来るようになりますね。
例えば、歯を磨くことや、毎日行き来する道の運転や、毎日料理をする人には料理をすることも。
そしてそのような無意識に出来るようなことはエネルギーをあまり必要としません。
だから「努力してます!」という感覚がなく行動が起き、すんなりとゴールに辿り着くことができるのです。
話を初めに戻します。
身体を変えるためには日常が大切だと強く実感しているのは、
コンフォートゾーンを移動させたことで私の日々の身体の扱い方が変わり、その結果、身体がかつてないスピードで変化してきているからなのです。
変わりたいけど、変われない。
そう思われている方には、まず現在のセルフイメージに気がつくこと。ゴールを明確にし、そこに居るはずの人間だと評価を見直すこと。
これを行ってみてください。魔法のように無意識が情報を集め、行動を促してくれるはずです。